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Research

建築の美意識に興味を持っています。それを主観的でなく、客観的に分析するため、見せかけの部材から読み取ろうとしています。

​また、文化財の保存修理の実務を10年行ってきた経験から、文化財建造物の保存修理と活用についても調べています。

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「近世民家における見せかけの柱と束」

民家は素朴で見せかけのものは見当たらないとされてきたが、様々な見せかけの柱が存在することを明らかにした。また、そこに、構造的な強度を弱めてでもより美しくしようという美意識が純粋に読み取ることができた画期的な論文 

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「意匠操作の史的研究」

建築に使われた見せかけの部材の歴史と、そこから読み取れる美意識

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文化財修理経験者が考える民家の「復原」と「活用」と「記憶」 

文化財の民家を修理したら、江戸時代の姿に復元されるが、硝子サッシから障子に、システムキッチンからかまどに変更されて住めなくなってしまう。そのような文化財民家の修理の齟齬を解消させるための提言。

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修復トピックス 重要文化財諸戸家住宅広間の特徴と構造補強

明治の富豪であった諸戸氏が建設した住宅を修理して調査すると、当時の当主の様々な奇抜な発想で作られた建築であることがわかった。建築の形態や技法と、その建築に込められた歴史や思想の両面から迫る建築分析。

​坂井の研究内容の一例です

(坂井禎介 李暉「古代と中世改変部の境界での柱筋のズレを整えるための組物の意匠操作―大神神社摂社大直禰子神社社殿を事例として―」『日本建築学会大会学術講演梗概集(関東)』(2024.8)建築学会大会発表内容)

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